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調査・設計

概要

ボーリングや物理探査、土質・岩石試験など各種調査・試験を通して、土木構造物の設計や斜面の安定解析に必要な地盤情報の収集を行います。さらにこれらの調査・試験結果にもとづいて、構造物の基礎構造の提案や地すべり対策工、アンカー工などの設計を行います。

実施事例

令和5年度瀬目地区地質調査業務
【国土交通省九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所 令和5年12月28日〜令和6年8月20日】

ダム建設・運用にあたっては、貯水池斜面の安定性の検討を行い、必要に応じて対策が実施されます。
当社では、このような貯水池斜面の安定性の検討にあたっては、ドローンによる点群地形測量により、現状の安定性を確認したうえで、高品質ボーリング調査により、当該斜面の詳細な地質構造の把握に努めています。

調査地点の全景(急峻な斜面)

調査ボーリング(全景)

調査ボーリング(掘進中)

5上委第15号 南島原市内水源調査業務委託
【長崎県南島原市 令和5年12月12日〜令和6年3月15日】

本業務では、新規井戸の水源開発を目的として、既往資料収集・整理、地形・水文地質解析、電気探査(垂直)を実施し、井戸候補地点の適否判定、最適な掘削地点の選定および井戸掘削の計画立案を実施しました。
対象となる地域には湧水群が点在し、湧水を利用した農地や飲料水・生活用水として利用されている浅井戸など多様な水源が密集しているエリアがあり、新規の井戸開発の適地が限られる状況でした。
選定した候補地点において電気探査を実施した結果、いずれの地点でも良質な帯水層(砂礫層)と推定される数値の電気比抵抗が得られた為、深度等の諸条件を考慮した井戸掘削計画の立案及び既設水源への影響を評価するための水文調査計画の提案を行いました。

雄大な雲仙火山と火山麓扇状地

既設水源の一例

電気探査実施状況

第88119号 農地農業用施設(地すべり)災害復旧実施設計業務委託
【長崎県西海市 令和4年3月24日〜令和4年12月28日】

本業務は、災害復旧工事に資する目的で地質調査、動態観測、地すべり解析および対策工の詳細設計を実施しました。
令和5年度内に対策工を完成させる必要があり、作業効率化としてUAVレーザー測量によってデータを取得し、調査位置の立案や主測線の解析断面図の作成、復旧工法の検討や工法選定を行いました。
詳細設計では、前年度の災害査定時に計画承認された工法を対象として抑止杭工、集水井工、アンカー工、水抜きボーリング工、土留工等の施行諸元を決定し、工事数量を算出しました。
施工に必要な工事用道路を計画する際には、点群データを使用して縦横断図の再作図を行い、現況に近い状態で設計を行うことが可能となり、施工の大きな遅れも無く令和5年度内に対策工を完成することができました。

地表踏査(下岳地区崩壊部)

対策工完成後の空中写真

機構解析断面

4総国改補第9-2号 一般国道207号道路改良工事(水位調査業務委託)
【長崎県県央振興局 令和5年3月28日〜令和6年3月25日】

本業務は、一般国道 207 号の道路改良工事において水文調査を実施し、工事施工等に伴う利水への影響を把握するための資料にすることを目的として実施しました。
調査は、水位観測や簡易的な水質分析を行い、調査地点の利用状況に応じて、農業用水・飲料用水・工業用水の3種類から決められた分析を実施しました。
各地点の地下水利用に応じた観測を実施したことで、道路改良工事による周辺の利水への影響を、把握することができたと考えられます。

 

水位観測(テスター式水位計)

河川水量調査

令和5年度 長崎県優秀工事知事表彰

松山(3)地区地すべり自然災害防止工事
【長崎県県北振興局 令和3年7月15日〜令和5年1月31日】

弊社では、長崎県佐世保市松山町地区において地すべり自然災害防止工事を施工しました。
工事内容は、土工・法枠工・アンカー工他であり、切土及び法枠工を2段階に分けて行う逆巻施工が条件でした。
また、施工範囲が住宅密集地であり、車両の乗り入れが困難であったため、近くのヤードから仮設モノレールを設置して、資機材の搬入を行いました。
付近に学校があったため、騒音・粉塵対策、施工時間及び工事車両運行経路といった点に留意するなど、日頃より地域住民と密接なコミュニケーションを図り、良好な関係を築いた点が高く評価されました。

対策工の全様

モノレール架設

土砂掘削 489m³
法枠工(F-300) 186m²
法枠工(F-500) 199m²
アンカー工(F60UA) 11本
仮設モノレール 124m
寺坂地区事業間連携地すべり工事(鋼管杭打工)
【長崎県県央振興局 令和6年2月1日〜令和7年5月30日】

弊社では、長崎県諫早市寺坂地区の地すべり対策として抑止杭工を施工しました。
抑止杭工は複数の杭を地すべり方向に垂直に配置することで、地すべり推力に対して一体となって抵抗させるもので、今回の工事では18本の抑止杭の打設を行いました。

施工状況全景

鋼管杭建込状況

抑止杭長 15.50m〜19.00m
抑止杭SKK570(φ500mm、t=16mm) 18本
高野地区地すべり対策工事(3工区)
【長崎県県北振興局 令和5年3月31日〜令和7年3月14日】

弊社では、長崎県松浦市高野地区の地すべり対策としてアンカー工を施工しました。
現場は、地下水が多いところで施工前から斜面より湧水が見受けられました。
そのため湧水による斜面の崩壊を防止する目的で現場吹付法枠工・モルタル吹付工・布製型枠工・植生マット工で斜面の安定を図り、本施工になるアンカー工・横ボーリング工・鉄筋挿入工を行いました。

対策工の全様

仮設工全景

アンカー削孔状況

アンカー工(KTB KS5-2) 167本
横ボーリング工(30m/本) 38本
鉄筋挿入工(D19 1.7m/本) 25本
現場吹付法枠工(F-300) 132.9m²
モルタル吹付工(t=8cm) 274.2m²
布製型枠工 369.5m²
植生マット工 237.7m²
大野地区地すべり法面保護工事
【長崎県県央振興局 令和5年5月8日〜令和6年3月19日】

令和2年7月の集中豪雨により、長崎市赤首町の大野地区では、大規模な地すべりが発生しました。弊社では、崩壊した斜面の倒木伐採・土砂掘削・法枠工・植生基材吹付工・頭部水路工・縦排水工・法面暗渠排水工・流末処理工等の法面保護工事を行いました。
工事の留意点として、施工場所が世界文化遺産の景観対象地域であったため、法枠に使用するモルタルに黒の顔料を添加し吹付を行うなど、景観に配慮した施工を行いました。

着工前

完成

土砂掘削 1,052.0m³
法枠工(F-300) 1,364.0m²
枠内植生基材吹付工 892.3m²
頭部水路工(U-240) 19.5m
縦排水工 82.7m
法面暗渠排水工 126.6m
流末処理工 96.9m
伐採工 3,204.0m²
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